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修士課程

海洋生命科学専攻(生物資源学・集団生物学研究室):ストルスマン

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目的

魚類の性の発生機構(性の決定・分化過程)に関する基礎知識ならびに二次性徴や組織学的観察による表現型性(生殖腺の性)の判定および性関連遺伝子やマーカーの解析による遺伝型性の判定技術を習得する。

インターンシップ実施時期および期間

8月下旬〜9月中旬、10日程度(日程については、他の研究室へのインターンシップとバッティングするなどの場合、期間を分散的に配置することも可能です。相談ください)

実施の案内

2号館1階廊下大学院掲示板に掲示します。

担当教員連絡先

ストルスマン カルロス:2号館208号室

実験概要

一応、下記プログラムを原案としますが、初日の打合わせ時に受講者と受け入れ教員ならびにTAがディスカッションを行い、受講者の希望する履修項目内容に合わせてプログラムを設定しますので、ご相談ください。
  • 表現型性(生殖腺の性)の判定
  • 外部観察(二次性徴)と解剖による生殖腺の観察および固定標本からパラフィンブロック包埋・薄切作成・染色、表現型性の組織学的観察について技術を習得する。

  • 遺伝型性の判定
  • 性関連遺伝子やマーカーの解析による遺伝型性の判定ならびに性関連遺伝子の発現定量技術を習得する。

 

実習スケジュール

担当

1日目

午前:概要説明(今後の予定と「魚類の性」の概要)

ストルスマン

 

午後:講義(遺伝型性と表現型性、生殖腺の構造)  

2日目

午前:二次性徴の観察、解剖と生殖腺の観察 ストルスマン

 

午後:生殖腺の固定と包埋  

3日目

午前:生殖腺の固定と包埋 ストルスマン

 

午後:ミクロトームによる切片作製  

4日目

午前:ミクロトームによる切片作製・プレパラートの染色 ストルスマン
  午後:プレパラートの染色  
5日目 午前:生殖腺標本の観察(表現型性・性分化) ストルスマン
  午後:生殖腺標本の観察(表現型性・性分化)  
6日目 午前:講義(結果の講評) ストルスマン
  午後:講義(遺伝型性と遺伝子手法の基礎)  
7日目 午前:DNA抽出 ストルスマン
  午後:抽出したDNAの精製  
8日目 午前:PCR増幅、電気泳動でのマーカーの確認 ストルスマン
  午後:講義(性関連遺伝子発現の基礎)  
9日目 午前:RNA抽出 ストルスマン
  午後:抽出したRNAからのcDNA合成  
10日目 午前:リアルタイムPCRによる発現解析 ストルスマン

 

午後:講義(結果の講評)および総括

 

その他(受け入れに当たっての教員側からの要望等)

受け入れ可能な人数は2〜3名とする。なお、受講希望者には事前に面接を実施し、モチベーションが低いと判断された学生については受講を認めない場合があります。自発的に目的意識を持って受講ください。