ACTIVITY活動報告

  • HOME
  • 活動報告
  • 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)レジデントシップ終了報告 (応用環境システム学専攻 宮下)

国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)レジデントシップ終了報告
(応用環境システム学専攻 宮下)

2022.09.30

822日より2週間、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の衛星利用運用センター(SAOC)でのインターンシップに参加し、海洋上に存在する船舶(主に漁船)と海洋物理量(海面水温やクロロフィルa濃度など)との関係を調査する業務に取り組みました。
400×300宮下 JAXA_1.jpg

 近年、漁船の動向を把握することで水産資源量を推定できるのではないか、といった研究が行われており、漁船がどういった情報を基に漁場を探索しているかが重要視されています。この情報としては、海面水温やクロロフィルa濃度、海流などの情報が考えられていますが、詳細は明らかになっていません。そこで、今回の実習では、AISや衛星画像によって得られた漁船の位置と海面水温や海流などの関係を比較解析する業務に取り組みました。

私の研究内容は、漁船の航路予測であり、漁船がどういった情報を基に航路を選定しているのかは非常に興味があります。こうしたことから、今回の実習内容は自身の研究に関連していることもあり、非常に有意義な2週間を過ごすことができました。2週間という短い実習期間のため、十分な議論や考察までは行えませんでしたが、今まで触れることの少なかった海洋モデルのデータや、海洋観測衛星のデータなど、様々なデータに触れることができ、今後の自身の研究に活かせる技術を得られた他、実習成果の報告会では約20名のJAXAの研究者の方々とディスカッションができ、新たな知見も得られました。

400×300宮下JAXA_2.jpg

今回の実習で得られた技術や知見を、今後の研究活動に活かし、よい研究成果となるよう努力していきたいと思います。

応用環境システム学専攻 1年 宮下