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BEMAC株式会社 インターンシップ終了報告 (海運ロジスティクス専攻 加納)
 

2022.09.30

 

 7月下旬からBEMAC株式会社の東京データラボで、インターンシップに参加しました。
取り組んだ課題としては、機関関連データ解析とダッシュボードの試作です。

BEMAC株式会社では、ビッグデータを活用した電気系統のデータ分析とトラブルシューティングによる電気系統における異常検知機能の開発が進められており、さらに船舶の機関についてもこの技術の拡大を目指しています。インターンシップでは、これら機関関係の異常検知機能開発に際して機関のモニタリングデータに対する基礎分析作業の効率化を目標として、収集データから船舶機器の異常検知に資する基礎分析や分析結果・収集データを効率的に可視化するアプリケーションの開発を目指し課題に取り組みました。

 業務は、在宅勤務を主体として行いましたが、メンターとの始業時と終業時に行われる朝会と夕会や、適宜、アドバイスをいただくことで、進めていきました。課題に取り組んでいく中で、使用したプログラム言語であるPythonや、データ分析に関して自分自身が初めて触れることが多く、必ずしも期待には沿えなかったと思いますが、メンターからのアドバイスもあり、最終的には一つの成果物として提出することができました。本業務を通じて、BEMAC社が課題として取り組んでいる故障診断の一面が理解できました。更に船舶で収集しているデータの大きさ、多様な項目にも驚かされました。

また、データ解析のプロセス、プログラムの実装及びデータの項目間の相関などの解析方法などを指導いただいたことは今後の研究に活かすことができると思い大変ありがたいものでした。

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(宿泊した社員寮「驀進ベース]

このような業務だけでなく、今治にあるBEMACの本社と今治造船株式会社の今治工場を見学させていただく機会も用意して頂きました。この見学の中で、船舶電装機器だけでなく電動三輪車やリチウムイオンバッテリーなど幅広い分野で開発を行っていることを知ることができました。また、社員寮に宿泊させていただきましたが、非常に快適で環境労働環境の整備に力を入れていると感じました。

インターンシップの期間中は多大なるご指導を賜りました。ありがとうございました。

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(寮で提供された食事)



 研究では、データの指標を分析すると理論値と違う点を発見することがあります。そこでさらなる分析を行うと面白い結論に至る場合もあります。今後の研究にインターンシップでの経験を活かし、より研究に邁進していければと考えています。

海運ロジスティクス専攻 1年 加納