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よくある質問
プログラムの詳細について
「海洋産業AIプロフェッショナル育成卓越大学院プログラムとは何でしょうか。
卓越大学院プログラムは文部科学省が2018年度から実施している事業で、本学のプログラムは2019年度に採択され、11月1日には越中島キャンパスに海洋AIに関する教育・学術研究や本プログラムの教育・研究指導等を中心的に担う海洋AI開発評価センターを設置しました。
本プログラムは、博士課程5年一貫教育プログラム(前期課程プログラム2年、後期課程プログラム3年)で、ビッグデータ解析や機械学習法をリテラシーとして身に付け、本学が有する専門知識とフィールドに関する豊富な経験を元に、的確に人工知能の性能評価を行い、その社会実装を主導するイノベータ・高度専門技術者や海洋政策の立案を行う人材を養成することを目的としています。
2020年度4月から大学院博士前期課程に入学した学生を対象として募集を開始し、2022年度4月からは博士後期課程に社会人特別選抜で入学した学生の受入れも開始します。
本プログラム一番のポイントは何ですか。
海洋関連で(産業界、研究機関、官公庁問わず)求められている人材「海洋分野でAIを取り扱うことができる人材」の育成を目指していますので、社会から見て魅力の高い力を身につけることができます。本学としては、博士後期課程に進み本プログラムに参加することは決して就職面でマイナスになるようなことはなく、海洋関連では分野を問わず有利に働くものと考えます。
また、本プログラムでは、学外機関による講義やインターンシップを通じて視野を広げたり、仕事のイメージを掴んだり、自分のキャリアを考えたりする最良の機会も提供しています。
本プログラム修了後の進路はどのような見込みとなりますか。
まだ実績がないため確実なことは言えませんが、海洋の専門知識に加え、データサイエンスやビッグデータ解析を活用したAI技術を応用できる博士人材は、社会でのニーズが非常に高く、本プログラムは社会的に非常に魅力あるプログラムですので、アカデミアや企業、行政へのキャリアパスが見込めます。
本プログラム独自の経済的支援について教えてください。
本プログラムに選抜された優秀な学生が研究に専念できる環境を提供するため、博士前期・後期の各段階を通じて、RA制度や研究費の支援を実施しています。
また、博士後期課程に進学し、選抜された上限5人に対して、年額156万円の教育研究支援経費を支給しています。
本プログラムの科目は毎週開講しているわけではなく、不規則ということですか。
科目により毎週開講するものもあれば集中講義もあります。履修要覧にて開講時期や形態を確認することができます。
なお、集中講義の具体的な開講時期は、年度や科目により異なりますので、必ず事前に確認してください。
社会人学生の研究を支援する仕組はありますか。
社会人については、大学の研究室以外の場所でも研究を進められるようテーマ設定の段階から配慮しますので、指導教員とご相談ください。
コロナ禍での本プログラムの実施状況はどのようになりますか。
基本的な考え方は、全学の授業形態と同一で、対面による授業を原則としつつ効果的な授業は遠隔で行っています。
また、インターンシップや海洋AIワークショップ等の対面コミュニケーションや現場での体験が重視される科目については、感染状況等に鑑みながら、対面とオンラインを効果的に組み合わせながら実施していきます。
なお、毎週定例の「海洋AI学生勉強会」や月1回程度開催の「海洋AI勉強会」はオンラインで行っています。
応募に関して
自分の研究と本プログラムとの関連性について、応募書類の研究計画にはどのようなことに着目して記載すればよいでしょうか。
本プログラムに応募する際の研究計画には、特に社会への還元ということに着目して、ご自身の研究に対しどのようにAIを用いて社会実装を行うことが想定されるかについて、受入予定の指導教員とよく相談して記載してください。
本プログラムの履修に当たり、検定料・授業料はかかりますか。
本プログラムの履修に当たっての別途の検定料・入学料・授業料は不要です。
※大学院入学に係る検定料・入学料・授業料は必要です。
本プログラムを履修するにはどの専攻に所属する必要がありますか。
本プログラムは、本学大学院海洋科学技術研究科の全専攻の学生を対象としています。5年一貫教育プログラムであるため、原則、博士前期課程における前期課程プログラムから履修することが必要です。
※2022年度4月からは博士後期課程に社会人特別選抜で入学した学生の受入も開始します。(Q「海洋産業AIプロフェッショナル育成卓越大学院プログラムとは何でしょうか。)参照)
データサイエンスやビッグデータ解析の知識があまりないですが、どうすればよいでしょうか。
前期課程プログラムでは、1年次に共通科目として、AI(機械学習)系の「人工知能と機械学習」と「深層学習」及びビッグデータ系の「データサイエンス概論」と「データ工学」をリテラシーとして履修し、2年次に演習科目を履修することで、段階的に知識を修得することができます。
また、オンライン学習プラットフォームを時間に関係なく自由に受講してもらうことで、不足している知識を補うことも可能です。
加えて、本プログラムの履修学生の知識を深めるとともに、交流の場としての「海洋AI学生勉強会」を週1回開催するとともに、本学教員や海洋AIコンソーシアム連携機関の関係者を中心に学位性も参加できる「海洋AI勉強会」を月1回程度定期的に開催しています。
自分の指導教員はデータサイエンスやビッグデータ解析を活用した研究を行っていませんが、どうすればよいでしょうか。
指導教員がデータサイエンス等を活用した研究を行っていなくても、本プログラム特有のメンター制度などを活用することにより、副指導教員同様に研究や論文執筆のフォローを行うこともできます。
なお、研究へのAIの更なる活用を目的に、ハンズオン型の教員向け研修も実施しており、中級研修の認定者については、本プログラムのウェブサイト上で公開しています。
5年一貫の教育プログラムということですが、5年間の途中からでも入ることはできますか。
2021年秋時点では行っておりませんが、2022年以降は定員に空きがある場合に博士前期課程2年次以降の学生からの応募を可能にすることを検討しています。募集案内本ウェブサイトで周知しますのでご確認ください。
修了に関して
博士論文研究基礎力審査(QE)とは何でしょうか。
大学院設置基準等の一部を改正する省令(平成24年文部科学省令第6号)の施行により、博士課程の目的を達成するために必要と認められる場合には、各大学の判断により、修士論文又は特定課題研究の成果の審査及び試験の合格に代えて、「博士論文研究基礎力審査(QE)」の合格をもって前期課程を修了し修士の学位を授与することができるようになりました。
制度の詳細については、博士論文研究基礎力審査(QE)制度説明会動画をご参照ください。
本プログラムの修了要件を教えてください。
本プログラムは博士課程5年一貫教育プログラムであることから、その修了要件は次の①及び②の両方を満たす必要があります。ただし、博士後期課程に社会人特別選抜で入学した学生が後期課程プログラムから履修する場合は②のみとなります。
① 前期課程プログラムの修了要件単位数は31単位(通常の修了要件単位数+1単位)です。
なお、プログラム共通科目、プログラム専門科目はそれぞれ所属専攻の修了要件単位数に算入することができます。
② 後期課程プログラムの修了要件単位数は17単位(通常の修了要件単位数+7単位)です。
本プログラム修了後の学位を教えてください。
本プログラムを修了し授与される学位は「博士(海洋科学)」又は「博士(工学)」となります。また、学位記に「海洋産業AIプロフェッショナル育成卓越大学院プログラム」を修了した旨が付記されます。
なお、前期課程プログラム修了時の博士論文研究基礎力審査(QE)に合格すると、「修士(海洋科学)」又は「修士(工学)」が授与されます。
進路変更のため、途中で本プログラムの履修を辞める場合はどうなりますか。
本プログラムは、博士課程5年一貫教育プログラムですので、途中で辞める場合は本プログラムを修了することはできません。
そこで、博士前期課程における修士の学位も博士後期課程における博士の学位も、一般学生同様の手続により申請し審査を行い合格すれば学位を取得することができます。
なお、前期課程プログラム修了時に博士論文研究基礎力審査(QE)を受けるか、学位論文審査を受けるかを選択することになりますが、このことは博士後期課程に進まない場合も同様ですので、どちらの審査を選択しても合格すると「修士(海洋科学)」又は「博士(工学)」の学位が授与されます。
その他
海洋AI開発評価センターについて教えてください。
海洋AI開発評価センターは、2019年11月1日に越中島キャンパスに設置され、現在、本プログラムの根幹となるデータ活用のための海洋AI教育・研究用NASや機械学習計算用GPUサーバを備えています。
また、サーバ室の隣室には、本プログラム学生用の演習室を整備し、学生用端末を利用して、研究用を進めることができるようになっています。この演習室は、本プログラム演習2科目「機械学習演習」「データサイエンス演習」でも利用します。
※プログラム学生には、VPNによる遠隔での演習環境も整えています。
本プログラム履修学生でない学生も、本プログラムの授業科目を履修することは可能ですか。
講義科目の履修は可能ですが、演習科目については一定の要件を設けています。詳細はシラバスを参照してください。
なお、海洋AI開発評価センターの演習用端末は、原則として本プログラム履修学生以外の学生利用はできません。