研究内容
大気および海洋の諸現象を理解するための解析的観測的研究やリスク軽減のための高度な安全遂行システムの確立を目指す理論的研究、海洋環境への人類の生態学的適応や諸民族集団の海洋資源保全戦略を海洋人類学の視点から分析する研究を行います。
講義方法
大気と海洋の力学的、熱力学的性質を理論および観測事実に基づいて学びます。海洋人類学では、とくに漂海民の社会人類学研究に焦点をあてて、具体的な事例をとりあげながら、実際の海洋人類学調査に関連する諸問題や諸課題を学びます。また、安全関連系のリスク軽減による安全達成における諸問題、確率論的安全評価および機能安全評価、信頼性・安全性を高めるような制御システムの設計について学びます。
魅力
大気や海洋の諸現象を物理的な観点から理解することができます。海洋人類学の諸概念や基本的な知識、通文化研究や民族誌に登場する諸課題についての概観を身につけることができます。高度なリスク分析や信頼性・安全性を高めるような制御システムの設計ができるようになります。
教員紹介
※詳細は、本学の海事交通共同センターの研究者データベースを表示します。
※HPは教員の個人ページなどへのリンクです。
授業担当教員名 | 職名 | 研究分野 | 授業科目名 | |
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岩坂 直人 | 教授 | 気象学、海洋物理学、大気海洋相互作用 | 環境予測論 環境学演習 |
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岩淵 聡文 | 教授 | 社会人類学、東南アジア民族誌、水中文化遺産 | 海洋人類学 海洋人類学演習 海洋考古学 |
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小橋 史明 | 教授 | 海洋物理学、大気海洋相互作用、衛星リモートセンシング | 環境解析論 環境学演習 |
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陶山 貢市 | 教授 | 制御工学、安全工学、信頼性工学 | 機能安全工学 高信頼性制御システム工学 システム安全工学実験 |
研究紹介
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海上気象観測から得られるデータや様々なデータを解析して、大気と海洋の相互作用の実態と仕組みを調べています。
(岩坂直人教授、小橋史明教授)
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日本の南から日付変更線付近までの水深100-300m付近に広く分布する亜熱帯モード水と呼ばれる水塊に着目して、海洋循環や気候との関係を調べています。
(小橋史明教授)図は海洋再解析データから計算した亜熱帯モード水の厚さの長期平均値を表しています