REPORT留学生リポート
国際協働教育プログラム(IJP)
IJP体験記(上海海洋大学・R7.2-6)
2025.10.07
海洋科学技術研究科 海洋資源環境学専攻 修士1年 A. S.
留学の動機
私はもともと、英語圏以外の国でも留学を経験してみたいという思いを持っていました。その中でも中国を選んだ理由は、中国語を話す人の数が世界的に非常に多く、今後の社会や仕事の場面でも役立つ語学力だと感じたからです。また、日本と地理的にも文化的にも関わりの深い中国に実際に滞在し、現地の人々や文化に触れながら学ぶことは、単なる語学の習得にとどまらない貴重な経験になると考えました。こうした理由から、中国語を実際に使う環境に身を置きたいと思い、上海海洋大学での短期留学を志望しました。
留学前の準備
今回の留学は、卒業論文の発表の翌日に出発というスケジュールだったため、卒論と留学準備を同時進行で進める必要があり、想像以上に忙しい日々でした。特に大変だったのは、ビザの取得手続きです。ビザセンターに直接出向いたり、警視庁で必要書類を取得したりと、多くの手続きを自分で行う必要がありました。出発までの限られた時間の中で、書類の準備や日程の調整を行うのは大変でしたが、それも含めて貴重な経験だったと感じています。
授業について
今回の留学では、自分の専門分野や研究室への配属は叶いませんでしたが、その分、中国語と英語の語学力向上に力を入れました。中国語の授業では、発音や文法、日常会話など基礎からしっかり学ぶことができ、実際に現地で使うことで、教室での学びがすぐに実践に結びつきました。また、英語の授業では、現地の学生とともにディスカッションやプレゼンテーションを行い、異なる価値観や文化に触れる機会にもなりました。語学学習を通して、ただ言葉を覚えるだけでなく、異文化理解の大切さや柔軟なコミュニケーション力を身につけることができたと感じています。
寮生活について
寮では本来二人部屋の部屋を一人で使うことができたため、非常に快適に過ごすことができました。ただし、キッチンが設置されていなかったため、自炊はできず、基本的には外食か学食を利用していました。食事は辛い料理が多かったですが、どれも美味しく、物価も比較的安かったので食事面で困ることはありませんでした。
一方で、不便に感じた点もいくつかありました。たとえば、洗濯機が約70人で2台しかなく、使いたいときに順番待ちになることが多く不便でした。また、寮の門限が夜11時から朝6時までと厳しく、外出の時間には注意が必要でした。慣れるまでは少し大変でしたが、生活リズムを整えるきっかけにもなったと思います。
旅行について
授業は週に1回のみだったため、空いている時間を活用してさまざまな活動を楽しむことができました。平日は学校近くのジムに通ったり、友人とピクニックをしたりして、リラックスした時間を過ごしていました。
また、留学中に一番印象に残っているのが、北京への旅行です。ずっと行ってみたかった万里の長城を訪れることができ、夢が叶いました。片道16時間かけて電車で移動するのは大変でしたが、実際に長城の壮大な景色を目にしたときの感動は忘れられません。北京は上海とはまた違った雰囲気の街で、歴史を感じる建物や文化にも触れることができ、非常に充実した旅行となりました。
後輩へのアドバイス
もし少しでも「学生のうちに海外に行ってみたい」という気持ちがあるなら、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。社会人になると、長期間海外に滞在するチャンスは限られてしまうため、大学生という立場での留学は貴重な機会だと思います。
ただし、行く前には「自分が何を学びたいか」を明確にしたうえで、その希望が受け入れ先の大学で叶うかどうかをしっかり確認することが大切です。特に専門科目の履修や研究室への配属などは、事前の情報共有や調整が必要になる場合があります。後悔のない留学にするためにも、担当の先生や大学の担当者と十分にやり取りをしてから準備を進めることを強くおすすめします。
