REPORT留学生リポート

ショートタームプログラム(STP)

STP体験記(上海海洋大学 R6.7-8)

2025.03.06

大学院 食機能保全科学専攻 修士1年 Y.Y.

STP応募の理由

私は、今まで海外の大学に行った経験がありませんでしたが、自分の所属する研究室に留学生の方がいらっしゃったこともあり、少し海外留学に興味を持っていました。大学でそのような機会がないかと友人に話を聞いたり自分で調べたりしていたところ、OEPというオンラインで行われる国際交流会があると知り、まずそれに参加させていただきました。それがきっかけで自分も実際に現地に行って海外の学生と交流をしてみたいと思うようになり、今回のプログラムへの参加を志望しました。

オンライン講義について

自分の専攻とは異なる分野に触れる機会は、研究室にいるとあまりないため、非常に貴重な体験でした。最初は難しいと感じることもありましたが、大学の先生方もそれを理解されているので、専攻外の学生にも分かりやすいよう丁寧に説明してくださいました。
普段の研究室では触れる機会のない分野に関わることで、新たな視点や考え方を得られたのはとても興味深かったです。また、分野は異なっていても、自分の研究手法や学部時代に学んだ内容が別の分野でも活用されていることに気づき、多角的な視点を得るきっかけになりました。専門外の知識に触れていくことも面白いと思います。

上海海洋大学での対面プログラム(フィールドトリップ)について

今回のプログラムでは、さまざまな施設を訪問する貴重な機会をいただき、多くの経験をすることができました。大学の研究室や博物館、養殖場、食品工場、浄水場などを見学したほか、中国文化体験や上海でのダウンタウンツアーも楽しみました。海に関連する幅広い分野に触れることができ、とても充実した時間を過ごせました。特に、食品分野を専攻している私にとって、海外の乳業工場を実際に見学できたことは非常に興味深く、印象的でした。また、プログラムの最後には、グループで今回の経験に基づいたプレゼンテーションを行いました。この発表が一番緊張する場面ではありましたが、意外と楽しむことができ、達成感もあってとても良い経験になりました。STP2024_4

他大学からの学生との交流について

 正直なところ、もう少し事前に英語を勉強したり、簡単な単語に言い換える練習をしたりしておけば、もっと楽しめたのではないかと思います。それでも、参加していた学生たちはとても親切で、言葉に詰まっても一生懸命聞き取ろうとしてくれる姿勢があり、安心して会話を楽しむことができました。  
また、ルームメイトがとても親切な方で、ホテルに戻った後も一緒にご飯を食べに行ったり、散歩をしたりして、楽しい時間を過ごしました。特にその方にはたくさん支えられ、本当に感謝しています。
さらに、日本のアニメや漫画が好きで、日本語を教えてほしいと言ってくれる学生が多くいたことも印象的でした。そのような交流がとても嬉しく、日本の文化が親しまれていることを実感できたのも、素晴らしい経験でした。

参加した後で意識が変わったこと

 英語を話せるようになると世界が広がるという実感を得られたことで、英語をもっと勉強したいという気持ちが強くなりました。英語を通じてさらに多くの国の人々と交流できたら、きっと楽しいだろうと思います。また、他国の学生たちから大学生活の話を聞き、勤勉で意欲的な姿勢に刺激を受けました。それをきっかけに、自分ももっと努力しようという気持ちが芽生えました。
今回の海外大学訪問は初めての経験でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。もしまたこのような機会があれば、ぜひ参加したいと思います。

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