REPORT留学生リポート
ショートタームプログラム(STP)
STP体験記(上海海洋大学 R6.7-8)
2025.03.06
大学院 海洋資源環境学専攻 修士1年 M.D.
STP応募理由
私がSTPに応募した一番の理由は実際の留学期間でした。私自身留学したいという想いはありましたが、時間的な問題があって一般的な留学に行動に移せませんでした。そんな中STPの応募の機会に出会いました。日本でいうとお盆にあたる8月に行われたのも、研究活動や就職活動で多忙な生活を送っている修士1年の学生にマッチしていると感じました。また、私は大学院から入学したため、大学内に友達がほとんどおらず、国内での友達を作りたいという目的もあり、応募に至りました。
オンライン講義について
STPプログラムはオンライン講義から始まりました。普段では聞くことのできない海外教授の授業や、知ることのできない地域の海洋に関する知見を得ることができました。使用言語はもちろん英語で話されており、地域ごとの訛りによって聞き取りにくかった場面もありましたが、スライド等の資料も大変わかりやすく、理解に苦しむ場面はほとんどなかったと感じています。
上海海洋大学での対面プログラム(フィールドトリップ)について
一言でいうと、とても濃い時間を過ごしました。今までの人生の中で最も有意義な時間を過ごすことができたと自負しています。言葉足らずではありますが、いったことのない場所で未知なる人と異なる共通言語で過ごす時間は、心から楽しい時間でした。日本では経験したことのない日常が中国にはあります。大学からの補助も手厚く、経済的な援助が現地でもたくさんありました。他大学生との交流ではありませんが、現地の子供たちに学食で購入したジュースを配布し、交流を図ったことが記憶に覚えています。
他大学からの学生との交流について
他大学の学生はレベルがとても高いです。僕よりも年下で現地の中国語を僕たちにその場で英語に翻訳してくれる学生もいました。最も心に残っているのはSTP最終日にあったプレゼン大会です。そこでみたある班のチームプレゼンが、私がこれまでに見たプレゼンの中で卓越しており、感銘を受けました。私がコミュニケーションに詰まった時も優しくわかりやすく伝えてくれて世界のやさしさも感じることができました。
参加した後で意識が変わったこと
正直に言うと、私は留学に向いてない人間でした。私はコミュニケーション力に長け、国内では誰もが認める外交的な人間でした。しかし、中国ではその長所が活かすことができず、周囲の友達のように自分から積極的なコミュニケーションをとる行動を起こせませんでした。このミスマッチが私の考えの理由でした。この挫折経験と留学に対する考え方を知れたのは自分の中でも大きい意識の変化になっていると考えています。