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サマーリサーチプログラム (2025.9.2)を開催しました。
9月2日(火)、本学卓越大学院プログラムにおいて『サマーリサーチプログラム2025』を開催しました。
本プログラムは、入学前から大学院へとつなぐシームレスな一貫教育体制の構築を目的に、研究室配属前の学部2年次以上の学生を対象として実施しているものです。今年も他大学の学生を受け入れるとともに、海洋AIコンソーシアム参画機関を中心に一般参加者の募集も行いました。
今回のテーマは「時系列データで"未来を読む"」。船舶航行や海況、生物資源量、経済指標など海洋分野にも広く活用される時系列解析について、1日の集中講義を行いました。プログラム責任者の竹縄知之教授による講義では、
・時系列解析入門
・モデルと特徴量選択
・機械学習で挑む電力需要予測
の3部構成で進められ、最後には受講者自身がPythonを用いて電力需要予測に挑戦しました。
演習ではプログラム学生もRAとして活躍
また、メイン講義に続いて、元統計数理研究所長であり時系列解析の第一人者である北川源四郎顧問をお招きし、「時系列解析法の変遷 ― パラメトリック解析法とノンパラメトリック解析法」について、特別講義を実施していただきました。ガウス過程回帰やGP-SSMなどの最新のノン(セミ)パラメトリック解析手法を含め、体系的な解説がなされ、講義後には多くの学生から活発な質問が寄せられました。
当日は一般参加者・他大学の学生を含む15名が参加。竹縄教授やプログラム学生の助言のもと、基礎的な仕組みから実践的な応用までを体験し、充実した学びの時間となりました。
恒例の「プログラム研究室紹介カタログ2025」の配布も行い、実績ある16研究室をまとめたハンドブックをマリンAIカラーの不織布バッグとともに参加者へ配布しました。 研究室カタログ
交流会では、5名のプログラム学生が加わり、グループに分かれてAIの活用事例について意見交換を実施、有意義な交流の場となりました。
参加者からは、「単純な認識で扱っていた時系列データに対して、より理解が深まった。」「内容は少し難しかったけれど、演習を行うヒントが多かったので取り組め、楽しくできました。」「今後、時系列データを取り扱う際に役立てたい。」といった声が寄せられました。
最後に、竹縄教授より代表学生へ修了証が授与され、『サマーリサーチプログラム2025』は盛会のうちに幕を閉じました。
プログラム学生との交流会
代表学生へ修了証の授与