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前期課程 研究室間インターシップ開講一覧
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ポーツマス大学

ポーツマス大学は英国南部の古くから開けた港町ポーツマス市にある大規模な総合大学です。1995年までポリテクニークであり、Marine Biologyコースもあり、海洋大と類似点がありそうだと思って調査対象に選びました。まずポーツマスビジネススクールのニック・カポン室長にお話を伺いました。

英国では、大学が産業界と連携して学生を教育するシステムが発達していて、Case, Link, KTP,Eng.Dなど様々な形態のものがあります。いずれも修士や博士の大学院生が主役となっており、インターンシップと産学協同研究を組み合わせた内容のものです。学部を卒業したあとFoundation(3か月)というコースがあります。ここでは1つの論文(文献)についての批評を書くことと、研究計画を書くことで単位を取ります。次いでMaster of Philosophy(MPhi)という1年のコースがあります。問題を抱えた企業は、出来のよさそうなMPhiの学生を指名して、KTPというプログラムを大学と契約し、その学生にその問題の解決策を探してもらいます。学生は企業と大学の施設を使い、両者から指導を受けて仕事をし、年額50万円程度の賃金を得ます。有給のインターンシップになります。PhDの学生対してはCASEというプログラムにより、年額300万円の賃金が支給されます。これらのプログラムは後述のリサーチカウンシルが部分的に支援します。

インターナショナルオフィスのジョ・ドシェティ所長、環境設計管理学部のジョナサン・ポッツ講師とお昼の会食をとったあと、Learning at Work(職務に就きながら学習するコース)のジョン・ビショップ部門長から、幅広く社会の学習需要を掘り起こして、学習計画のプログラムを契約として明文化し、その達成度に従って評価し資格を与えるという素晴らしい手法を伺いました。これらに込められたアイディアを本学用に翻訳して考えていきたいと思います。

 

    
ポーツマス大学を案内してくれたアンドリューさん    パープルドアのインターンシップ募集の張り紙