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前期課程 研究室間インターシップ開講一覧
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MSU大学院の特色-渡辺

Ph D学生の評価方法について

@Food Science & Nutrition の大学院には次の4つの分野がある。
Food Chemistry
Food Microbiology
Food Engineering/Processing
Food Nutrition

Aこの4つの分野を学部で学習した者でなくとも大学院に入学できる。たとえば、植物学を学んだ者でも良い。しかしFood Science & NutritionのPh Dを得るためにはこの4つの分野のうちの3つについて基本学力が求められる。

BPh Dの学生は、入学後に学部レベル/大学院レベルの授業を受ける。必修ではない。

C大学院に入学後1年半したら、上記の4つの分野から3つを選んでcomprehensive examination 受けなくてはなりません。

D合格すると6ヶ月以内に”research proposal” を書き、公表(発表)しなければなりません。これはある程度、研究が進んだ段階で行うことになります。

E不合格になった時は、4ヵ月後に再度受験できます。2回とも不合格になると、除籍されます。したがって、comprehensive Examinationに合格するための学力を得るために、3.の授業を受講します。

FPh D Thesisを提出し口頭試問に合格してPh Dを得る。口頭試問には外部の審査員が加わる。

GPeer reviewed paper が必要。Ph D学生の評価基準は”independent thinker”だと個人的に思う。(学科の見解ではない。)

人件費込みの研究費の典型例

USAの大学では学外から研究費を獲得してきて研究がなされている。
研究を担う大学院生の雇用費(award/scholarship)によって、大学院生の入学者数が決まる。(定員ではない)

典型例:
大学院学生雇用費:US$25,000
物品購入費:US$10,000
学会参加費:US$ 2,000
大学が取る管理費:US$13,000 (overhead / 25%〜32%)
Total:US$50,000

現在、教員が40名;大学院生は40名(Drは半数ぐらい)。
大学院生には、奨学金あるいは雇用費として、500万円の費用がかかる。財団や国などから奨学金を取ってこない学生を採用するには教員自ら500万円を取ってこなくてはならない。

同窓生が大学のシラバスに影響を与えている

ミシガン州立大学では各学科に学生の組織(例えば、Food Science Club)があって、学内の教員や産業界で活躍している同窓生を招いてOpen Conference を開催し、産業界(食品だと、飲料・スープ会社、穀物や乳業・畜肉業)での仕事の様子を活発に学生に伝えていることが印象的でした。同窓生が、大学の授業シラバスに注文をつけるのが普通でありそれを大学が受け入れています。した。同窓生が、大学の授業シラバスに注文をつけるのが普通でありそれを大学が受け入れています。

  
渡米した小川先生、川島先生、渡辺先生、廣野先生    MSUのペリー先生(左)とアンソニー先生(右)