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前期課程 研究室間インターシップ開講一覧
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バーミンガム大学

最終日はバーミンガム大学へ行ってきました。そこでバーミンガム大学大学院で生徒が選べるオプションについてお話を伺ってきました。バーミンガム大学院には以下の3つのオプションがあります。

@ Research degrees, (オリジナルな研究)
A Taught programs, (知識を学ぶ)
B Combined research and taught programs.
(@とAを組み合わせたもの) 

EngD (Doctor of Engeneering)Program は BCombined research and taught programsの一つで、EPSRC ( Engineering and physical sciences research council )がスポンサーについている新しい4年制プログラムです。このプログラムの特色は学生、大学、受け入れ企業の協力体制です。研究は企業で行われ、学生は大学へは必要な授業を受ける時だけ行きます。卒業の際の評価には企業のスーパーバイザーも参加します。企業にとっては安い費用で優秀な人材を得られる、学生にとってはキャリアにつながる、というメリットがあります。実際大学院生のLuke Tarrantさんはこのシステムを使ってロールスロイスで働くチャンスを得たあと、PhD ProgramからEngD Programへコースを変えました。一方ロールスロイスと比べて規模の小さいUK Green Biodieselという企業で別の学生Matthew Slinさんは働きましたが、Matthewさんは規模の小さい会社で働いたメリットについて、規模が小さいので専門家を雇う余裕がなく、学生であるMatthewさんも上級化学者のような仕事が経験できた事、と述べています。Ian Norton教授によると、このプログラムは今のところ特に大きな問題は生じていませんが、強いて問題点あげるとしたら共同研究の所有権の関係で研究成果の発表に制限があること、だそうです。このコースを終了後の学生の進路状況ですが、プログラムを通して働いた企業に学生が採用される事も多いですが、100%ではありません。このプログラムは学生の卒業後、企業に学生を雇う事を強制しませんし、学生も、他の企業で仕事を探す事ができます。


バーミンガム大学の入り口