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授業内容

演習・調査科目

食品流通安全管理ケース演習I

フードチェーンを構成する組織における情報管理の課題や解決策、情報の価値を引き出すための戦略について検討する。グループやクラスでの討論に加え、関係 者の講演なども可能な限り取り入れる。今年度は、POS情報を公開しサプライヤーとの協働関係構築を目指した小売のケースと、日本の食品メーカーの海外生 産拠点における従業員教育のケースを取り上げる予定。

食品流通安全管理ケース演習II

実際に起こった食品事故のケースを取り上げ、対策・被害状況を把握した上で事故の原因を分析し、未然に防ぐ手立てを検討する。また、食品メーカー、保健所等から実務家を招聘し、ともに議論することで実現可能な解決策について検討する。

食品流通安全管理ケース演習III

食品メーカーにとって、品質問題を惹起せしめることは、「市場からの撤退」を意味する時代となっている。しかしながら、食品メーカーとしては原料・包材は 国内外から調達せざるを得ない。特に、最近は消費者の高齢化及び小世帯化に伴い、健康問題への関心が従来とは比較にならない程高まっている。「食の安全・ 安心」が消費者の購買動向を左右するまでに到っている。この市場環境下に対応するために、食品メーカーとして求められるサプライチェーン全 体での安全確保について、具体的ケースをもとに、食品メーカーとして活用しているビジネス思考法・分析法の概要及び簡単なケース分析・演習を行う。その上 で、実際に数多くの大手食品メーカー及び菓子メーカーを巻き込んだ、原料に起因するケースを分析し、その解決策を策定する。

食品流通安全管理ケース演習IV

食品流通安全管理において、どのようなステイクホルダーズがあり、それぞれがどのような特徴と関係性にあるのか。また、そうした関係性は、平常時と危機時 には、どのような変化をもたらすかについて考える。本授業では、ケース教材をもとに討論によって理解を深める。さらに、ケース調査の方法とデータの質的分 析方法について学習する。

食品流通安全管理ケース演習V

近年、食品事故やコンプライアンス(法令遵守)を逸脱し、企業の存続が危ぶまれる事故が多く見受けられる。本講義は、具体的な食品事故でのケーススタディを取り上げ、科学的根拠に基づく事故予測あるいは原因を考察し、その問題点について議論する。

食品流通安全管理ケース演習VI

危害の発生要因を正しく理解し、適切な管理手法の構築ができる論理的思考能力の付与を目的とする。養殖魚介類生産の現場で実際に起こっ た生物学的ならびに化学的危害の発生事例を基に、その発生原因と解決策を討論形式で学ぶ。本ケース演習においては、発生原因を理解する上で必要な生物学的 危害(病原微生物)と化学的危害(農薬類、食品添加物、環境汚染物質など)に関する基礎的事項についての解説も併せて行う。

食品流通安全管理ケース演習VII

生鮮食料品は、その商品特性上から安全管理については対応が立ち遅れてきた。しかしながら近年、コールドチェーンの要望が強まるとともに、様々な対応が進 みはじめている。本演習は、生鮮食料品の大宗である卸売市場流通を取り上げ、講演、市場見学を含めた実践的演習とする。講義の計画は次のとおり。
1. 卸売市場の民営化はどこまで進むか。
2. 公設市場への行政関与はどこまですべきか、公益性と効率性。
3. 流通の中間中抜き論にどう対応するか
4. 生鮮食料品の商物分離(情報)取引はどこまで可能か。
5. 築地市場を見学し業界の話を聞く。

HACCPシステム演習

HACCPシステムI&HACCPシステムIIと同様、ワークショップスタイルと通常の講義スタイルの混合で実施する。HACCP12手順7原則に基づい て授業を進め、最終目標はHACCPプラン、PRP文書及びプランなどを作成することによりハザード分析能力を養うことである。

食品危害モニタリング法演習

食品の危害因子をモニタリングする方法としては、物理学的・化学的・生物学的手法に分類されるが、それぞれの手法について分析の基本原理から実際の応用例 を含め解説する。また、微生物検出法と化学的手法による検出法については基本的な実験を体験することで一層の理解を深めることを目的とする。

食品生産・製造地調査

農畜水産物の生産地において、どのように対象生物の栽培や飼育が行われているかを知り、併せて安全管理上の問題点を知ることを目的として、実際に生産地を訪問し調査を行う。

食品流通安全管理インターンシップ

日本の食品生産および食品流通企業でのインターンシッププログラムを実施する。受け入れ先企業の業務に補助的に関わりながら、実際の企業現場において食品の安全管理がどのように行われているのかを理解する。

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