HOME > 専攻紹介:授業科目一覧 > 授業内容:経営・リスク管理

授業内容

経営・リスク管理

財務会計

「企業倫理の確立」と「国際化」への対応に伴い、平成12年から平成17年にかけて商法及び関連法規が大改正された。この講座では、商法改正及び国際ルールである「国際会計基準」のポイントを理解し、併せて経営者・管理者として必須の財務会計全般の基礎知識を習得する。 

企業法務

法治国家では、法律・規則を遵守することが最低の道徳として求められる。企業人にとって、最低限必要な法律及び規則を習得することは、善良な社会人として も義務である。この講座では、企業経営者及び管理者をめざす者にとって必須である法律及び規則について体系的に習得し、健全な企業経営者としての資質醸成を図る。

リスク管理論

わが国の消費者の「食の安全・安心及び環境への関心(不安)」は、少子高齢化に伴い近年急速に高まってきた。この動向への対応は、食品産業界でも緊要の経 営課題となっている。一度不祥事をを起こすと「市場からの退場」を意味する場合が多く見受けられる。したがって、従来の「リスクへの対応・処理」という消 極的・受動的なスタンスから「企業防衛」の視点が求められ、「不祥事防止」を図る「リスクマネジメント」への取組みが通常化してきている。この講座では、 「リスクマネジメントの実際」を学習し、リスク管理の重要性と管理のポイントを習得する。

リスク分析論

食品中の有害物質に基づく被爆の大きさと悪影響の発生率に関するデータを収集し、有害物質の悪影響が起こる確率分布を推定する方法について講義する。次 に、トレードオフの関係があるリスクと効用を同時に数量的に評価する方法について講義を行う。そのため、基礎となる異なる性質のリスク相互の相対的な評 価、リスク対ベネフィットの評価、効用対費用の評価を行う方法を学ぶ。

食品安全行政と食品関連法規

近年、コンプライアンス(法令遵守)を逸脱した企業事故が多く見受けられる。本講義は、食品安全行政及びその根拠となる食品関連法規を理解するための具体例を挙げながらの講義スタイルの授業となる。

食品情報論

消費者もしくは他の組織との関係性の構築/維持/発展の為に、いかに情報やネットワークを活用すればよいか。
“食”の分野とは異なる業界も含め、ネット ワークを活用して情報共有の仕組みを構築し、実際に運用している組織のケースを取り上げ、成功要因、今後の課題、解決策などをクラス全員で討議する。

コミュニケーション論

本授業の目的は、複雑化した現代社会に起きる問題解決における人間同士のコミュニケーションの可能性をテーマとして、「食の安全管理のためにコミュニケーションが果たす役割は何か」を探求することである。
近年、社会問題の解決策として「協働的アプローチ」が注目され、この流れの中でコミュニケーション分野では「協調的コミュニケーション」が提案された。協 調的コミュニケーションは、コンフリクトの否定的な側面を最小化し、肯定的な面を保持した上で解決策を見出していく方法である。一方、食の安全管理のため の「リスクコミュニケーション」には、ステイクホルダーズとの間の協働的理解が強調され、両者間の持続的な安全安心を目指すコミュニケーションのあり方が 求められるようになった。
本授業では、「協働」の概念をもとにコミュニケーションの基礎的な知識を踏まえながら、食の安全管理のための協働的コミュニケーションのあり方について考えていく。
授業方法は、講義だけでなく、ロールプレイ、シュミレーション、討論などを含むワークショップ形式を採用する。

ページトップに戻る