REPORT留学生リポート
ショートタームプログラム(STP)
STP体験記(カセサート大学 / チュラロンコン大学 R7.7-8)
2026.04.15
海洋生命科学部 海洋政策文化学科 4年 E.F.
STP応募の理由
これまで私は水産業や地域活性化について学んできましたが、自分の専門分野を日本国内だけで完結させるのではなく、国際的な文脈の中で捉え直す経験が必要だと感じていました。そのような中で、事前のオンライン講義とバンコクでの対面プログラムが組み合わさったSTPの構成に強く魅力を感じました。
オンライン講義
オンライン講義では、さまざまな国の教授陣がそれぞれの専門分野について講義を行ってくださいました。生物多様性や水産資源、エネルギー問題、環境政策、都市開発など、扱われるテーマは非常に幅広く、それぞれの教授が自国や研究分野の視点から解説してくださいました。多様な視点に触れることで、単一の正解を求めるのではなく、複数のアプローチを組み合わせて考える姿勢の大切さを実感しました。また、英語で専門的な議論を聞き、自分なりに整理する経験は、自身の理解力や思考力を高める貴重な機会となりました。
バンコクでの対面プログラム(フィールドトリップ)
実際に現地を訪れ、企業や団体の取り組みを直接見聞きし、街の様子や人々の生活を自分の目で確かめることは、オンライン上の学びとは異なる深い気づきを与えてくれました。教科書や論文では得られない実感を持つことができました。現場で感じた違和感や疑問を、その場で他の学生と議論できたことも大きな学びでした。
他大学からの学生との交流
専門分野や価値観の異なる学生と意見を交わすことで、自分の考えがいかに前提に縛られていたかに気づく場面が多くありました。多様なバックグラウンドを持つ学生とグループワークを行う中で、同じ課題に対しても着目点が異なることを実感しました。その違いを否定するのではなく、尊重しながら議論を深めていく経験は、将来国際的な場で協働するうえで不可欠な姿勢を学ぶ機会となりました。
参加した後で意識が変わったこと
以前は「より他者の価値観を知ること」そのものが目的になっていた部分もありましたが、STPを通して、他者だけではなく自分自身の立ち位置や価値観を問い直すことの重要性に気づきました。当たり前だと感じていた制度や考え方は、決して普遍的なものではなく、社会や歴史的背景によって形づくられていることを実感しました。また、多様な専門分野の講義や議論を通じて、社会課題は単独の分野で解決できるものではなく、学際的な視点が不可欠であると強く感じました。
