REPORT留学生リポート
国際協働教育プログラム(IJP)
IJP 体験記(マラヤ大学 R6.3-R6.7)
2024.09.26
海洋科学技術研究科海洋資源環境学専攻 修士1年 M. E.
【マラヤ大学に留学した動機】
4年生になってからキャリアプランを少しずつ考えるようになり、海外に駐在したり、海外の人とやり取りしたりする仕事がしてみたいという気持ちが芽生えました。研究室の先輩方が同プログラムでインドネシアに留学しており、その話を聞かせていただいて私も留学しようと決意しました。マラヤ大学 (以下UM)を選んだ理由は文化的に日本とは大きく異なるマレーシアという地で、世界でもトップレベルの大学に通えるからです。
【留学前準備】
学生用のビザが必要だったのでそれを準備しました。しかし手順がかなり多く、困ったときにメールをしても返信がなく結局渡航日が遅れてしまいました。早めに対応することをお勧めします。
【授業について】
私は化学工学部のMaster course of Safety, Health and Environment Engineeringを選択しました。UMのMaster course of Safety, Health and Environment Engineeringは土日しか授業がなく、私の受講した授業はどちらもオンラインでの実施が多かったです。具体的には、環境モニタリング・アセスメントに関する授業と有害廃棄物の管理に関する授業を受講し、有害廃棄物が発生する事業所での管理方法の検討や、グループでKL(クアラルンプール)近郊の河川や池を選んで、モニタリング手順や方法を考案する課題がありました。基本的にレポートと発表がセットとなっているため準備は大変でした。
写真1:授業中の風景
【留学中のTUMSATでの受講、受講準備】
特に何かしていた訳ではないですが、研究室の指導教員とは必要に応じて連絡を取っていました。
【留学中の就職活動準備】
5月からオンラインの説明会、6月からインターンシップのエントリーシートの提出等を行いました。オンライン面接や適性検査受験の際はルームメイトに協力してもらい、1人で部屋を使わせてもらいました。夏前の就職活動はオンラインでも十分進めることができるので、特に不便なことはありませんでしたが、周りの学生の進行状況が分からないのでこまめに日本にいる友達と情報共有していました。夏のインターンシップでは会社によって選考のためのオンライン面接があるので、スーツを持っていくとよいです。
【マレーシアでの生活】
私はオフキャンパスのInternational Houseという学生寮で生活していました。大学までは寮の前からバスが出ています。部屋は4人共用で、ベッドルームは2つなので2人ずつ寝ます。キッチンもありお湯が出るシャワーもありますが、部屋により若干設備に差があります。(私の部屋には電子レンジがあり、隣の部屋にはなかったです。)寮のすぐ近くにはJAYAONEというモールがあり、食料品や日用品はある程度揃えることができます。またタクシーでMid Valleyというモールまで行くと他にも様々なものを買うことができます。
食事はキッチンがあるので自炊していました。KL市内にはドン・キホーテが増えており、私もそこで調味料などをそろえていました。
写真2(左):寮の近くにあるビュッフェスタイルの中華 写真3 (右):寮の裏のナイトマーケット
【休日の過ごし方】
土日しか授業がなかったため月~金まで自由な時間をたくさん過ごすことができました。普段は授業の復習と課題をしたり、寮の近くのジムに通って運動したりしていました。
ラマダンのあと(2024年は4月の2週目)大学はミッドブレイクとなり授業がなく、その時にシンガポール旅行に行きました。
写真4:旅行で訪れたバリ島のビーチ
【後輩学生に伝えたいこと】
マラヤ大学は治安も良く寮の設備も充実しているため女子学生も安心して留学できると思います。また3月スタートなので、卒論を終えてから渡航することが可能です。
マレーシアという宗教や文化が全く異なる国で過ごしたことは私にとって大きな刺激となりました。混沌とした東南アジアの熱気が私は好きです。ぜひ実際に行って感じてみてください。
写真5:寮の前の夕焼け