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【受賞・表彰】原田倫さん(修士1年)が、「The 39th International Symposium on the Okhotsk Sea & Polar Oceans」において青田昌秋賞(物理学分野)を受賞しました。
NEWS2025.04.02
令和7年(2025年)2月16日~19日に紋別市で開催された、The 39th International Symposium on the Okhotsk Sea & Polar Oceansにおいて、本学大学院生の原田倫さんが青田昌秋賞(物理学分野)を受賞しました。
【受賞者】
原田 倫(東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科 博士前期課程1年)
【発表タイトル】
A variation in the sea ice area in the East Siberian Sea in summer
(夏の東シベリア海における海氷面積変動)
【受賞研究内容】
北極海の夏の海氷面積は、2007年以降、減少トレンドが停止し、4年周期変動を示す新しい気候レジームに移行した。海氷減少(増加)年は日本の初冬は寒く(暖かく)なるなど、北極海の海氷変動は北半球スケールの気候変動に影響を与える要因として注目を集めている。本研究では、海氷面積変動が大きな東シベリア沖の海域に注目し、4年周期変動を4つのステージに分けて調べた。その結果、海氷運動の空間パターンと大気循環パターンには各ステージ毎に特有のパターンが存在し、これが海氷面積変動に寄与していることを確かめた。本研究で示された4年周期の特徴的なパターンをもたらす大気海氷海洋間のフィードバック・システムを紐解くことが、北極海海氷面積の4年周期変動のメカニズム解明に繋がる。