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BEMAC株式会社東京データラボ インターンシップ終了報告 (海運ロジスティクス専攻 高橋)

2024.12.10

 私は925日(水)~1031日(木)までの期間に週2日、BEMAC株式会社東京データラボ様でのインターンシップに参加しました。業務内容はビジネス課題に対するデータ分析です。

 

 インターンシップではまず、現在進行中のAIを活用するプロジェクトの背景と状況を把握し、ビジネス課題の理解とゴールの確認をメンターの方と実施しました。それから、ビジネス課題を解決するために分析設計を行い、探索的データ分析(EDA)とAIを用いたシステムに組み込むロジックの作成および検証を実施しました。

 

 今回のインターンシップでは、ビジネスの現場でデータ分析に取り組む機会をいただき、非常に貴重な経験を得ることができました。特に、ユーザ目線を踏まえて分析課題を設定することの重要性を深く実感しました。単なるデータ処理にとどまらない、ビジネスのニーズや課題を考慮した業務プロセスは、普段の研究では得られない新たな視点を提供してくれます。社会のニーズを的確に理解することで、自身の研究目的を見直し、適切に修正することができます。自分の研究価値を客観的に捉える良いきっかけになりました。

 

 インターンシップ実施に当たっては、メンターの方がとても丁寧にサポートしてくださいました。データ分析に不慣れな私にも非常に取組みやすい環境でした。データ分析業務以外では、愛媛県今治市にある本社を訪問し、配電盤等を製造している工場を見学することができました。溶接作業や自動倉庫の稼働状況を見学することができ、物流効率化の現状や課題について考えを深める良い機会となりました。また、宿泊した社員寮「驀進ベース」は新設されたばかりでとても快適な環境でした。その他にも、別プロジェクトで協力会社や外部ベンダーとの打ち合わせに参加させていただく機会もありました。実際の打ち合わせを間近で見ることで、ビジネスの現場における認識共有や合意形成の重要性を感じました。

 

 今回のインターンシップでは、ユーザ目線を踏まえたデータ分析を経験でき、さらに自身の研究価値を再考するきっかけを得ることができました。また、その価値を根拠とともに他者に伝え、実際に活用してもらうことの重要性を学びました。この経験を活かし、今後の研究に取り組んでいきたいと思います。

 

 最後に、この場をお借りして、インターンシップを受け入れてくださったBEMAC株式会社 東京データラボの皆様に感謝申し上げます。

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海運ロジスティクス専攻M2 髙橋 顕嗣