English 国立大学法人東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科 応用生命科学専攻  English
連携講座について
 
魚類生理機能学について
魚類の繁殖生理に関する理解を基本とし、生殖腺刺激ホルモンやステロイドホルモン等の生殖内分泌機構に重要な因子の生成・分泌制御機構の解明、配偶子形成機構を利用した試験管内での卵や精子の人工培養、養殖工場を目指した性成熟制御による周年産卵技術開発、酸性雨や環境ホルモン等による生殖生理や回遊行動への影響の解明等、生物生産の高度利用への応用が可能な教育研究を行う。
 
応用資源動態学について
生物学的許容漁獲量(ABC)の策定を目指し、環境変動によって大規模な資源変動を繰り返すマイワシやスルメイカなどの浮魚資源についての環境要因の影響を組み込んだ資源動態モデルの開発や、年齢別の漁獲尾数から資源尾数を推定する方法であるコホート解析によるマグロなどの資源評価等を行い、資源変動機構の数理モデルの構築を通じて許容漁獲量の推定への応用が可能な教育研究を行う。
 
水産資源生態学について

水産資源の変動プロセス及び海洋環境変動との関連について、わが国のTAC対象種などを実例とした習得を目指す。

 
深海生物学について

深海に生息する生物は特異な生物環境とそれを取巻く物理環境との相互関係の中で生活している。極限的な環境の中で、それぞれの種は、深海の種特有の様式をもってこのような環境に適応している。この領域では、深海における生物の生理、生態を教育、研究する。

 
水産生物機能学について
魚類の環境適応の分子機構の理解を基本とし、温度、重金属、薬物、放射線、病原体の感染、栄養不良などのストレスに対する細胞応答や関連遺伝子の転写調節等を解明し、遺伝子工学的手法によって、それらストレス因子の存在下で体色が変化する「環境モニターフィッシュ」の開発や種苗生産過程での初期減耗とストレスとの関係解明等、環境の生物評価法に関する教育研究を行う。