REPORT留学生リポート

韓国海洋大学校への海外短期派遣研修(平成30年3月)

短期派遣 2018.03.16

平成30年3月6日~3月9日にかけて、韓国海洋大学校にてOQEANOUS短期派遣2017が行われました。2名の大学院生と7名の学部生が本学より派遣され、韓国海洋大学校のHandaba号や研究室見学、各自の分野の研究室体験等に参加しました。

【学生の体験アンケート】

【質問項目】

Q1. 研修内容には満足しましたか?
Q2. 研修より学んだことや感想、要望を自由に記入してください。
Q3. 今後大学院に入学した時に、単位取得と修士論文研究の実施を目的とした韓国海洋大学校への1セメスター以上の留学をしてみたいと思いますか?
Q4. 上の質問に回答した理由は何ですか?
Q5. 韓国海洋大学校へ留学するときに何か心配なことはありますか?具体的に書いて下さい。
その他  

【食機能保全科学専攻・M2・Female】

Q1. 非常に満足
Q2. 〈学んだこと〉
・大学院について(KMOUのOST-専門大学院)
 KMOUとKIDSTで専門的、特別なことでできないか?ということでできた。
 ※必要単位の半分は研究で得ることができるので、研究に集中することができる。
  現在:修士生24人 博士生24人 教授124人(52人はKIOSTより)
  2人の先生(1人はKMOUより、1人はKIOSTより)から指導を頂くことができる。
・OQEANOUSについて
 International Joint Program --1セメスターを交換留学ができる
 Dual Degree Program ―ダブルディグリーを取得できる。
(奨学金あり、渡航費、宿泊費支給)
・Short Term Program―2週間程度のもの。単位取得ができる。
・韓国語について
 世界で使われている言語の第13位であり、韓国、北朝鮮、中国北東部(朝鮮民族)、アメリカのコリアンタウン、日本のコリアンタウンなどに母国語として使っている人々がいる。
・ハングルについて
 1443年10月9日に世宗国王が学者とともに創った。
中国からの漢字を使用していたが、韓国語の音と合わせることが困難であったため作られた。
 19子音、21母音があり、音を表すことに特化しているため「表音文字」と呼ばれている。
 (中国は「表意文字」)
・研究について
 地層についての研究をしている研究室に見学に行った。
 生物系の研究室ではアワビ、ナマコなどのフィッシュミールの研究を行っており、持続可能な水質資源への貢献を行っている。
Q3.  はい
Q4. 機会があれば是非とも留学を行いたかった。
留学を行うことによって、今までとは異なる環境に身を置くことによって刺激を受け、向上心にもつながると思うことができるため。
また、KMOUとKIOST、TUMSATの3人の先生からご指導頂けることは何よりも勉強になり、視野が広がるため。
Q5. TUMSATからわざわざKMOUに留学した際に上記の事以外、どんなメリットがあるのかイマイチ感じることができなかった。(今の自分の分野において、よりハイレベルな研究ができるわけではないと感じています。)
その他  日本と韓国では大学院のシステムがことなることに驚いた。 座学中心の大学院のメリットがあるのだろうが、そこまで知り得ることはできなかった。
 研究機関との合同大学院を設置することによって指導教員が増え、より多角的な研究を行えることは何よりも魅力的であった。
 今回の研修において異国の大学院システムおよびダブルディクリー取得、研究に重点を 置く勉強スタイルなどの知識を得られてよい経験となった。

【食機能保全科学専攻・M2・Female】

Q1. 非常に満足
Q2. ★KMOU 生徒 7,429人
★OST:韓国海洋科学技術院のことで「海洋科学技術のグローバルリーダー」を育てることを目的に作られた。
最適な環境 + 研究育成システム + 研究中心の教育システム
教授は123人(52人はKIOST)おり、2人で1人の生徒をみている。
大学4年間のshort time program(STP)の後
・International Joint program(IJP)
・Dual Degree Program(DDP)を選択することができる。
★研究室見学
・堆積学の研究室では台風の後の韓国沿岸の地層の変化について測定方法と共に学んだ。犬のふん等の異物には過酸化水素を、貝類には塩酸をかけて洗浄するらしい。また、サンゴが混入していた場合には、蒸留水を用いて、注意しながら洗浄する。
・飼料の研究室ではアワビの飼料を作成していた。
 研究室内にはタンパク室等の分析機器がならんでいた。
 未利用資源の有効活用としてホヤの表皮を代用してアワビの飼料にする研究が行われていた。 
Q3. いいえ
Q4. ・就職するため・・・(泣)
・もう少し遅く生まれていれば参加したかったです。
Q5. 特にありません。
その他 今回、視野を広げるため、本プログラムに参加しました。
初めての海外で、友人や後輩に助けられることが多かったのですが、韓国の方々とのコミュニケーションをとることができ、とても楽しかったです。また、私は食品企業に就職するのですが、韓国の食文化やコンビニ等でどのようなお菓子が売られているか市場調査をすることができ、有益な情報を得ることができました。これらを活かして将来、日本の食文化をささえていきたいと思います。

【生物資源学科・U3・Male】

Q1. 満足
Q2. 私は研修に「将来、世界で通用する研究者になりたいと考えており、海外でどのようなことが研究されているのか、どのような環境で学んでいるのか、どのような人達がいるのか、など今後、広い視野を持つために、普段見ることができないものを見たい」という理由で参加させていただきました。2日後に韓国海洋大学校へ訪問しましたが、一番興味をもったのが、研究室訪問でした。
二日目に訪問したアワビ、めばるなどの飼料栄養評価を行っている研究室では日本の海洋大の研究室と同じようなことを研究しており、とても驚きました。
日本の特徴的な文化である水産食品に関して研究のパイオニアでいなくてはならないと私は考えているので、そのような事実を受け止めて研究に取り組まなければと考えさせられました。そのようなことを感じ、意識するためにはもっと交流をする気持ちが大切であると考えます。研究室見学の後に韓国海洋大学校の生徒と先生方とお話しをした際に、国が異なる僕たちに対して友達と話しているように積極的な雰囲気だと感じました。私達日本人は時間と共に打ちとけたものの、積極性がないと改めて感じさせられたと同時に、グローバル化が進んでいる今日ではその積極性は必須であり、消極的なままでは時代に取り残されると考えます。したがって私は言語などのコミュニケーション能力だけでなく、異文化の人々を理解し、今日出会った彼らのように気持ちの面からコミュニケーションをとれるようになり他の国々に自信をもって発信できるよう、これからの研究室生活を送ることで自分の夢に近づけるのだと、今回の研修プログラムを通じて私は考えました。
Q3. はい。
Q4. 今回のプログラムでは韓国海洋大学校の学生生活を体験でき、学校の規模、清潔さ、学生の雰囲気などを知ることができ、とても魅力的に感じました。
そして留学する上で学生が一番気にするポイントである単位についても考慮されている上、金銭的な援助も受けることができるという、とても恵まれた環境であると感じました。
専門分野のことだけではなく、言語以外のコミュニケーション能力を学べる上、刺激ももらえるので、とても良いプログラムだと私は考えます。これから研究生活に入りますが、機会があれば参加してみたいと私は考えます。
Q5. 特にありませんでした。
その他  

【流通情報工学科・U3・Female】

Q1. 非常に満足
Q2. ・船舶シミュレーターがあり、本格的な練習ができてうらやましいなと思った。
・できれば講義風景を見てみたかった。
Q3. はい
Q4. 日本の港より韓国の港の方が技術が進んでいると思ったから。
日本のように島国ではなく、他の国と隣接しているため、陸上、海上の輸送方式を詳しく学びたいから。
Q5. ・保険
・Wifi
・学生寮からの移動手段 など
その他 今回、韓国海洋大学校への派遣に参加できて本当に楽しかったです。KMOUの友人にも再会できとても嬉しく、このような機会を作ってくださった先生方やコーディネーターの方々に感謝したいと思っております。また、韓国や上海に行ける機会があるならば是非参加したいと思います。

【食品生産科学科・U3・Female】

Q1. 満足
Q2. ・やはり、インターネットや資料で大学の事を調べるより、実際に見に行き雰囲気を感じることが出来て良かった。
・OQEANOUSで入学することが出来る2つのコースのことを詳細に知ることが出来た。
・日本の大学とは違い、学生生活の全ての設備(図書館、電子機器、食堂)が充実していて勉学に励みやすい環境であると思った。
・自由時間では市場などに行き韓国の雰囲気を感じることが出来た。
・数名の学生としか話していないが、英語のスキルは人によって違い、同じアジアの学生だなと思ってしまった。(笑)
・実際に大学の寮で暮らした訳ではないので、大学生活についてはあまり体験出来なかったかなとは思った。しかし今回は韓国の観光(どんな文化なのかなど)を兼ねていたので、宿泊先の選択はとても良かった。
Q3. はい(迷っています)
Q4. ・寮や校舎などのきれいさはよく分かったが、実際に入学するとなった時にどの分野に入れるのかが分からない。
・どちらかというと海洋大学っぽくて、海洋科学にはあまり力を入れていないように感じた。
・申し分ない設備の充実度が魅力的であった。
・韓国語を少し学んでいるので単位取得などと同等にスキルアップ出来ると思った。
Q5. ・補助金などの詳細がまだしっかり分かっていないので、金銭面での計画はまだたてられないかなと思った。
その他  

【流通情報工学科・U2・Female】

Q1. 非常に満足
Q2. 研究で学んだことはたくさんありますが、韓国の学生や先生がとてもあたたかく受け入れて下さったので、留学をするのに不安がなくなったと思います。
また、韓国海洋大の整った設備(たとえばシュミレーターや項目ごとに分類された図書、きれいな学生寮)などを見学することで、すごく良い環境で学習していることを思い知らされ、私の学習意欲もそそられた。すごく大満足のスケジュールでした。
Q3. はい
Q4. 東京海洋大よりも設備が整っている上、同時に語学も学ぶことができるから。
また、学生の学習意欲も高く、自分もレベルアップできる環境にあると思う。
Q5. キムチが多くて、辛いものが苦手な人、お腹が弱い人には過ごしにくそう。そして冬が寒すぎること。
その他 韓国海洋大をかなりきちんと見学できる上、自由時間も多く、すごく充実しているプログラムだと思った。
留学を考えている友人にすすめたい。大学院ではなく、学生(4年間)のうちで、単位交換制度ができてほしい。(留年しないで卒業したいため。)

【海洋環境学科・U3・Female】

Q1. 非常に満足
Q2. 今回の研修では、海外の海洋大学の様子や設備、また、学生の生活などについて、実際に見て、感じることができた。私は海外へ行く機会がほとんどなく、始めてみた風景、文化ばかりで、非常に貴重なものをたくさん見て体験することができた。
外国の学生との交流により、飲みの場での文化や、KMOUでの生活の様子など会話によって知ることができた。日本の文化のちがいも感じることができ、また、韓国の学生の意識の高さ、英語力や日本語を学び、吸収していく様子を見て、日本の学生よりも非常に学びに対する意識の高さを感じ非常に良い刺激となった。
社交性の面でも、自分がいかに内気なのか分かり、もっと、社交性を高める必要があると実感した。
Q3. いいえ
Q4. 自分はもっと様々なことを日本で学んでから、留学するべきではないかと思った。内気さから、まずは国内から、コミュニケーション能力をあげる必要性があるのではないかと感じてしまった。しかし、英語などの外国語でのコミュニケーションは、自分で使用しないとしゃべれるようにならないので、ショック療法として留学を活用してもいいのかもしれないが、今のところ、どうしても行きたいとは思えない。
Q5. 自分の性格と言語能力と食事。
その他 今回、この海外短期派遣に参加したことは非常に良い経験であった。もっとスキルアップして自信をもって英語でのコミュニケーションが取れればよいと思う。
また、人見知りやひっこみ思案という性格により、外交的になることができず、もっと自分から話せる人になりたいと思った。もっとスキルアップを積み、自分に自信が持てる外交的な人間になりたいと感じた。
日本にずっといるだけではこのことには気づけなかった。
もっと視野を広げ、留学でなくても、在日外国人との交流や、外国語、文化の勉強、英会話や英語、リスニング、リーディング、スピーキング、その他の外国語の勉強など、極力、グローバルに情報を収集し、積極的に学んでいきたいと思った。
また、このような短期派遣があれば、自分のスキルの確認、勉強の成果を出す機会として参加したいです。非常に良い経験となりました。ありがとうございました。

【食品生産科学科・U4・Female】

Q1. 非常に満足
Q2. 本研修に参加し、オケアヌスプログラムの概要や韓国海洋大学について学び、研修前より興味が増した。
韓国海洋大学校への留学の場合、一般の大学院かOSTという専門的な大学院かを選択できる。この2つの大学院の違いについても簡単に説明してもらった。具体的な授業内容等も知りたいので今後も担当教員の方と連絡を取り、調べて行こうと考えている。
本研修の中で学校内の施設をいくつか見学した。学生寮や食堂も見学できたので、留学中の生活をイメージしやすくなった。
韓国海洋大学への留学を実現できるよう、今後は準備を進めていきたいと考えている。
Q3. はい
Q4. 1つは留学中の単位をそのまま取得でき、留年しなくても留学できる点。 
2つ目は大学の施設制度が整っていて、この大学で長期的に勉強したいと感じた。
最後は日本人留学生が少なく、英語、韓国語の語学力向上を見込める。
以上の理由から、私は1セメスター以上の留学をしてみたいと思います。
Q5. ・どんな授業内容であるか。
・同室の子と仲良くできるか。
その他  

【海洋環境学科・U3・Female】

Q1. 非常に満足
Q2. OQEANOUSの留学システムの詳細や学生の生活の様子、研究の様子を現地の先生方や学生の方から学ぶことができました。特に、現地の先生方や学生の方から学ぶことができました。特に寮や図書館、食堂を実際にまわれたことは留学を考える上で参考になりました。研究活動について、研究室にお忙しい中見学させていただき、その説明を受けられる機会があり、ありがたかったです。もし可能であれば、さらに他の分野の研究室も見学してみたいと感じました。また、事前に研究室について調べていくべきだったと感じました。4日間という限られた日程でしたが、KMOUについて、また韓国の生活の文化について知ることができてよかったです。ありがとうございました。
(もし可能であれば、出発空港が羽田であるとありがたいです。)
Q3. はい
Q4. ・留学システムがしっかりしていて明確であるため
・学生の数に対する教授の人数が多く、より濃い指導を受けられると感じたため。
・研究機関と大学が同じ敷地内にあることにより、さらに高い研究活動が行うことができると感じたため。
Q5. 自分のやりたい研究分野にあった研究室を見つけることができるかどうか。
その他  

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