REPORT留学生リポート

OQEANOUS-IJP 体験記(韓国海洋大学 H29.9-H30.2)

IJP 2018.03.29

1. プロフィール

皆さんこんにちは。私は海事システム工学科の片岡 将之輔です。写真⑬.jpg

H299月からH302月までOQEANOUS-IJPを利用して韓国海洋大学に

留学してました。

韓国海洋大学では、本当に貴重な経験をさせて頂きました。

これから私の体験したことの一部を皆さんにお話したいと思います。

2. 韓国の講義

韓国海洋大学の講義は、基本的に1コマ3時間です。日本の倍の講義時間

なので集中力がとても重要になります。とは言っても3時間集中力をいき

なり続けることは難しいです。そこで私は、ボイスレコーダを使って

き逃してしまった写真①.jpg所や理解できなかった所を何度も聞き直して復習する

ようにしていました。

韓国海洋大学で履修した科目は、Basic Korean LanguageⅡ、Ship Dynamics

Offshore Structure Modeling3科目です。

それぞれの科目の特徴をみてみましょう。

Basic Korean Language

この講義は、前期のBasic Korean LanguageⅠの続きです。前期の講義を受

けていない私は授業についていくのがやっとでした。

この講義を受けている学生は、マレーシア、台湾、インドネシア、

ベトナム、中国の留学生でした。内容は韓国語の基本文法を中心に、

買い物や乗り換えなど日常生活に欠かせない韓国語を中心に学びました。

テストはライティングとスピーキングでした。

Ship Dynamics

この講義は英語で行われ、教科書も英語です。

内容は、船体運動と船体運動をどのように解析するかといったことを勉強します。

毎週各人が勉強してきて、先生にランダムに指名された学生が内容を説明、質問に答えるといった形の講義でした。

また、理解できていないことがあると宿題が与えられることもありました。

Offshore Structure Modeling

この講義も英語で行われ教科書も英語です。内容は、海洋構造物のモデリングについて勉強しました。

初めの授業で担当の章を与えられて、その章の内容をまとめて最低90分の英語でのプレゼンテーション

をするといった方法で進められました。

先生や学生から、その都度質問が来るので十分に理解していないと質問に答えることができません。

テストは、全体から出題されるので量は多いですが、問題の難易度は優しいです。

3. 大学の情報

まず、皆さんが気になるのはどこに住むのかということでしょう。私がいた寮は学内にあり、

4人部屋で中国人3人と暮らしていました。

部屋は広く、部屋からは海や釜山港が一望できるので眺めは最高でした。

部屋が汚いのは使っている人に問題があります...。

写真②.jpg 写真③.jpg 写真④.jpg

食堂、売店

 食堂は、誰でも使える食堂が2か所と寮生専用の食堂の3か所あります。写真は寮生専用の食堂と

食事の一部です。

寮生専用食堂は、バイキング形式なので沢山食べることができます。また、売店も2か所ありました。

売店では、おやつ、カップ麺、飲み物、生活用品と生活に貸せないものが全てそろいます。

写真⑦.jpg 写真⑥.jpg 写真⑤.jpg

4. 生活のマメ知識

韓国の方々はお酒が大好きです。韓国のお酒というとマッコリを思い浮かべる人が多いと

思いますが、実は韓国の人はマッコリよりもソジュ(焼酎)をよく飲みます。

ソジュは、ビールで割ったりストレートで飲んだりします。ソジュの味は、ノーマル、

期間限定、桃味と種類が豊富です。

韓国では、お酒を飲むときには年上の人を見てはいけず、横を向いてお酒を飲みます。

また、お酒の継ぎ足しは厳禁など日本とはお酒を飲む際の作法が異なります。

5. 留学で感じたこと写真⑧.jpg

 私は今回の留学を通して韓国、マレーシア、台湾、インドネ

シア、デンマーク、ベトナム、中国の様々な国の友達を沢山

作ることができました。韓国にいる時は、毎日食事を共にして

旅行にも一緒に行きました。現在でもSNSを通して連絡を取っ

ています。韓国で出会った人々は、私にとってかけがえのない

宝物の1つです。

また、留学を通して人間的に大きく成長できたと感じています。

いつもとは異なる環境で生活することで、日本の日常では気づ写真⑨.jpg

かないことを韓国の生活の中では沢山気づくことができました。

文化の違い、食事の違い、人々の考え方の違いなど多くのこと

が日本と違います。

この違い1つ1つを感じることで、韓国の良さや日本の良さを感じる

ことができました。ここまでなら旅行でも感じることができると思い

ます。しかしながら、留学するともう一歩踏み込むことができます。

なぜならば、そのことについて考えることができる時間が旅行よりも多

いからです。韓国、日本とは、どういった国なのか、何が課題になっているのかなどを

考えることができました。

こういうことを考えているうちに、そもそも自分とは何かと考えるようになりました。

どういった人間で何をしたいのか、どういう人間になりたいのか、そのためには何が

必要になるのかなど自分を見つめる貴重な時間が留学にはあります。

多くの人々と出会うことで自分自身の考え方も大きく変わりました。

日常を送っていると、自分自身について考える時間は中々ないと思います。

このようなことを考えられたのも多くの人と出会い、過ごして心で感じ、

考える時間があったからだと思います。

最後にもしも、留学を考えている人がいるならば、絶対におすすめします。

かけがえのない友達やまだ見ぬ自分に出会ってみませんか?

もう扉は開いています、勇気ある一歩を。

皆さんにとって素敵な留学になることを願っています。

皆さんの体験記を読めることを楽しみにしています。

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