REPORT留学生リポート

OQEANOUS サマープログラム2018(平成30年7月)

STP,ニュース 2018.08.20

平成30年7月18日~7月31日にかけて、韓国海洋大学校にてOQEANOUSサマースクール2018が行われました。参加する学生は8つのテーマ(温室効果ガス削減、台風、熱帯低気圧、沿岸地域災害予防、海洋及び気候変動、沖合風力タービン、海洋生態系保全、堆積動力学、海洋生物資源)のうち、1つを選択し、韓国海洋大学校、上海海洋大学及び本学教員による様々な講義を受け、最後にチームプレゼンテーションを行いました。日中韓の学生合計34名が参加し、うち東京海洋大学からは、修士課程の入学を目指す海洋科学部4年生4名、海洋工学部4年生4名及び海洋科学技術研究科博士前期課程学生9名の計17名が参加しました。

【学生の体験記】


Q1. 今後OQEANOUSサマースクールに参加するとしたら、どのようなテーマが良いと思いますか。

(例: OQEANOUSサマースクール2017のテーマ:Use of the Oceans and Marine Resources for Sustainable Development、2018のテーマ:Five ways to save and develop the ocean)

 

Q2. 今後、海外留学に向けて英語研修を受けるとしたら、どのような内容を希望しますか。

Q3. このサマースクールの良かった点を、具体的に書いてください。


1.海洋システム工学専攻・U4・Female

A1. 持続可能なエネルギーを中心に海洋環境や海洋開発を勉強できるようなテーマが良いと思います。持続可能なエネルギーは近年ホットな話題であり、東アジアで発展した国である、日中韓それぞれのエネルギー事情を知ることは今後大いに役に立つと思います。特に中国の発展は私の想像を超えており、日本人なら知っておくべき事実がたくさんあります。

A2. 今回、私はEnglish Centralというオンライン英会話を受講させていただきました。毎日30分の英会話ができ、マンツーマンのため密な英語学習が可能でした。たった1ヶ月程度でしたが、非常に英語力が向上したと思います。ぜひ、後輩にも今後勧めていって欲しいと思います。

A3.  主な良かった点は2つあります。一つは、海洋環境・海洋エネルギーという私の専門分野について英語で勉強でき、特に中国・韓国の事情をも詳しく知ることができた点です。2つ目は、放課後の時間や自由時間が長かったので、仲間との交流をする機会を多くとれ、韓国の文化や価値観に触れたり、中国・韓国からの仲間ができながらも彼らの考え方を知ることができたりした点です。  まず、専門分野を英語で勉強できたことによって、英語の専門用語を使用する機会ができました。使用すれば、東京で机上の勉強をするより覚えますし、海外のその分野の事情も詳しく知ることができます。海外のことも知ることは、日本の技術をより客観的に捉えることができ、世界でどのくらい高度な技術を持っているのか知ることができます。将来は、エネルギー関係の仕事に就きたいとも思っているので、そのような事実を就職前に知ることは、私のアドバンテージにつながりました。また、授業を海外の学生と共に受講することにより、休憩時間にそのことについてのディスカッションもすることができるので、日本にいてはわからない外国人の発想や意見を聞くことができました。  次に、日本の隣国である韓国や中国の文化や考え方に触れ、歴史などを共有できたことは人として成長することにつながったと思います。韓国の文化の奥深さや現地の方々の親切心などとても良い点を実際にたくさん発見することができ、隣国である韓国への印象が大きく変わりました。また、中国からの仲間と放課後などに交流することにより、日中間の政治や経済、歴史の話まで深く話す機会がありました。知らなかった中国側からみた日本の姿を知ることができ、とても勉強になりました。やはり、このような授業では教えてくれないことは、現地へ行き、実際に出会い、思い切って腹を割って深く交流することによって得られたものだと思います。サマースクールで、文化的背景の違う人たちと協力しながら共に生活したことにより、隣国同士協力しあう大切さや多文化を受け入れることの重要さを実感することができました。


2.食品生産科学科・U4・Male

A1. 海洋系の学問を総合的に学べるようなテーマが良いと思います。自身は食品生産科学科なので水産系の中でも食品の授業があったら良いなと思いました。

A2. 実際に外国の方とコミュニケーションをとる練習をできるような授業がたくさんあればいいなと思いました。

A3. 実際に外国の大学で様々なバックグラウンドの学生や先生たちとたくさんコミュニケーションを取れたのがとても良かったです。実際に様々な授業を受け、さらにディスカッションを通していろいろな人とつながる事ができ、自身の成長にもつながったと思います。


3.食品生産科学科・U4・Male

A1. Marine resources as food 海洋に関する様々な分野の講義を受けられたが、食品科学の視点からの授業(水産物の利用etc)があればなおよかった。

A2. 今回の事前研修でも、自分のレベルに合わせた音読、発音練習等ができたので、これで満足している。

A3.  1.専門分野に関係なく参加でき、普段学べない分野の勉強が可能である。授業レベルは学部生でも理解できるもの(一部を除く)であり、初めての留学としては最適な機会である。参加をためらう理由がない! 2.奨学金が十分に支給される。交通費、現地での滞在費、食費、その他観光等に必要な全額を奨学金でまかなうことができる。お金の心配をせずに英語での授業を体験でき、異文化を味わうことができる。参加をためらう理由がない! 3.各国1~2名の少人数グループでの活動が多く、授業後には現地学生におすすめの店に連れて行ってもらえたことも。自分で旅行するよりもその国を満喫できたかも。 4.とにかく様々な分野の先生から講義を受けたので、卒業研究のヒントをもらえていた学生もいたようだ(残念ながら今回は食品科はそのような機会はなかった)。先生は学生との接触に積極的で、何か質問があればいつでも研究室を訪ねられるような気軽な雰囲気であった。 5.現地の学生には授業時間外も含めて本当にお世話になった。もっと日本のお土産を持っていけばよかった。


4.食品生産科学科・U4・Male

A1. 水産物資源の現状や有効利用、各国の水産物流通事情など、食品生産科学科も関われるようなテーマも欲しい。

A2. 今回の様式もよいが英会話教室などがあると尚よい。

A3. 専門的には分野は違うが、その異分野に興味を持てるようなプログラムだったというのは非常に大きいと思う。またグループワークによって英語での議論の能力や、英語でのプレゼン(国際学会の予習)のような普段学部生では成し得ないことがかなり気軽に安価にできるということも大きい。


5.海事システム工学科・U4・Female

A1.  Variety of viewpoints to develop and save the ocean diversity.

A2. グループワークで他の国の人と交流ができることはとても良かったので、グループワークを取り入れた授業などがもっと増えたら良いと思いました。また韓国サマープログラムでスポーツを通して仲良くなることが出来たので、スポーツやマリーンアクティビティ的なものを取り入れたプログラムも面白いと思いました。

A3. 多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい人数のプログラムであったのでみんなと交流を深めることができました。市街地からもバスで30分ほどであったので、韓国人や中国人の方たちと韓国グルメを堪能することもでき、韓国人に街を案内してもらうなど現地の空気を感じることが出来ました。ショッピングや屋台を堪能したのはいい思い出です。授業では海洋に関わる幅広い分野を学ぶことができ、特に風力のタービンの授業やサンゴの形成やサンゴが生物、環境、人間生活に与える影響などに関する授業が面白かったです。それ以外にも物理的に堆積物を考え、気候変動を多方面から考えることができた授業など、普段とは違う分野を学べて刺激的でした。韓国の練習船や調査船、研究所見学などにもいくことができ、日本との違いを発見することもでき貴重な体験になりました。韓国の練習船の船橋は日本の倍以上あり生徒達にも学びやすい環境だと思いました。私達が楽しく学ぶことができたのは現地のコーディネーターがいい雰囲気を作ってくれたおかげです。短い間でしたが、サマープログラムに参加できてとても良かったです。


6.海洋電子機械工学科・U4・Male

A1. 私が工学系の専攻ということもあるため、工学分野が望ましいです。今回のサマースクールでは洋上風力発電くらいしか工学関連の話題がなかったため、もっと他の話も聞きたいと思いました。

A2. リスニングを多めに扱うような内容を希望します。英語でのコミュニケーションをとるうえで、一番苦労したことがそれぞれの地域のなまりの影響を強く受けた英語を聞き取ることだったため、生の英語に慣れておくことに重きを置いた内容を希望します。

A3. 外国人とコミュニケーションをとり、一つの目標を達成していったことです。日本で、というよりは東京海洋大学ではあまりできない体験ではあると思うため、とても良い経験になりました。また、奨学金も出していただいたため、金銭面を気にすることなく生活することができたというのはとてもありがたかったです。


7.海洋電子機械工学科・U4・Male

A1. 海洋資源などだけでなく、海洋技術などの内容を盛り込んだテーマがよいと思う。

A2. 今回と同じような内容でよいと思う。

A3. ・海洋問題の最先端の講義を受講できたこと

・勉強ばかりでなく観光など韓国を楽しむ時間が設けられていたこと

・チームプロジェクトは1チームに3カ国の人が含まれていたこと

・チームプロジェクトでは1チームに1人の教授がアドバイザーとしていたこと

・韓国の文化や言語の簡単な授業があったこと

・KIOSTの研究紹介が企画されていたこと

・韓国海洋大学校の練習船やシミュレーションセンターを見学できたこと


8.流通情報工学科・U4・Femalele

A1. Science and Technology to improve the ocean

A2. スピーキングやリーディングの練習があるもの。

A3. 学生寮や食事、奨学金を提供していただけたので、金銭面での心配がなくて助かった。座学だけでなく、フィールドワークも充実していて楽しく講義を受けられてよかった。中国・韓国の学生との交流や現地の生活を満喫出来て有意義な時間を過ごせた。バスやタクシーを利用すれば、買い物やご飯を食べに行けたので交通面でも困ることはなかった。調べ物をするのも寮や学校のWi-Fiが利用できたので、快適に過ごせた。


9.海洋資源環境学専攻・M1・Male

A1. the best use of the Oceans

A2. 外国人講師との一対一または複数対一の英会話講座

A3. ・英語学習アプリのサポート

英語学習を無料でできるのはありがたかった。

・日中韓学生混合のグループワーク

考え方や物事に対するとらえ方が異なる者同士でチームを組み、研究やプレゼンをするのは、なかなかできない経験だった。リーダーシップを発揮して誰かに仕事を任せることや、相手のことを理解する難しさを経験することができてとてもよかった。


10.海洋システム工学専攻・M1・Male

A1. 海洋エネルギーに関して数式を用いた講義及び浮体構造物の模型試作評価

A2. 学ぶ内容に関した英語の教科書配布 英語の発音の矯正

A3. 学内では学べない内容にたくさん触れることが出来た。専攻が異なる内容でも初歩的なところから説明してくれた。チーム内で協力して作業する環境があった。プサンの街を深く知れた。他国の友達がたくさんできた。